独りを好むウォーターヴァイオレット

仲間内で温泉旅行に出かけます。
夕食後、あーでもない、こーでもないと日常のちょっとした不満や仕事の愚痴なんかをお酒を飲みながら
しゃべっています。

「私、そろそろ寝るね。。」

そんな宴たけなわの最中にこうやって独り自分の部屋へ戻ってしまうのがウォーターヴァイオレットタイプの人です。

プライベートを人前で晒したり、他愛のない愚痴を言ったりすることがあまり得意ではありません。
自分の世界に引きこもりがちで、その態度は時にとてもよそよそしくなります。

ウォーターヴァイオレットはその名の通り水生植物です。
しかも、いったん陸地に上がったにも関わらず、また水中にその生息場所を戻した植物です。
誰にも邪魔されない水中はこの花にとってはうってつけだったのかもしれません。

ただ、この地から水への移行は高い次元への移行とも捉えられています。

このタイプの人たちは、賢く老練な魂の持ち主と言われます。
何度も繰り返す人生の中で、人間の歴史の悲しさや虚しさを知りすぎているようです。
ただ、その虚しさを知っているからこそ、「人類に貢献をする」という静かで確固たる高い目標も持っています。

ウォーターヴァイオレットは、彼らが仲間の中に戻って共にに喜び、悲しみ、問題に対して愛情深く取り組んでいく真の献身をすることを助けます。
薄紫の花の中心部の黄色はその賢い理解力と明晰さを表しています。

「服で迷うなんて馬鹿げてる。何だっていいじゃない。そんな物で人の価値は決まらない」

と言って、シンプルでストイックなスタイルを貫く人。

もちろん、着てる洋服がイコールその人の価値ではありません。
だからこそ、もうちょっと気楽に一緒に洋服を楽しみましょう!と言ってあげたくなるのがウォーターヴァイオレットさんです。