コーディネートのコツー無彩色ー
今日から3回に分けて色の効果とコーディネートのコツをお伝えします。
今日は無彩色。
正確には色彩ではありませんが、服として利用するときには立派な存在感を示しますので「色」として扱います。
要は「白と黒とグレー」です。
まずは、それぞれの色が持つ心理的効果からお伝えします。
白
純粋や純潔、信用、平和を象徴します。
見る人にそういった印象を与えます。
白衣やウエディングドレスがその象徴を表した代表的な衣服ですね。
黒
黒は人類が最も早く認知した色と言われています。
白が光の波長の7色を全てバランスよく混合した色であるのに対して、黒は光を完全に吸収してしまった、あるいは光が欠如している無彩色です。
色の印象としては、あまりポジティブなものではなく、邪悪、老年、沈黙、鬱状態を象徴します。
ただ、着用する側にとっては「威厳」「品格」などの意味を持ちます。
なので、見てる側にもそういった印象を与えるのですが、あまり印象が強すぎるとネガティブな感情を抱いてしまう可能性はあります。
グレー
ご存じのとおり、黒と白を混合した色です。
この曖昧な色は、悲しみ、謙虚、無関心等を連想させます。
黒と同じように、色から連想されるのはあまりポジティブな象徴ではありません。
でも、衣服を始め、インテリア等のコーディネートにはとても優秀な中間色となります。
ちなみにこの色がお好きな方は、平穏と無事を望む傾向があります。
コーディネートのコツ
さて。。。こんな3色の無彩色のコーディネート例をご紹介します。
1コントラスト
これは白と黒の効果的なコーディネートです。
そして、他の色にない特徴は「どんな色とも合わせられる」ということです。
この白と黒は色というよりは、素材やデザインでその雰囲気が変わります。
光沢のある素材でエレガントに。。
マットな綿素材でカジュアルに。。
できれば黒はプラス一色で使った方がプラスの一色が引き立ちます。
2セパレート
これも白と黒の使い方です。
ごく少量使うことで、アクセントにするという使い方です。
この二つの写真は、白がアクセントになっている例です。
一枚目の写真は靴とミニバックで黒もアクセントに使われています。
ごく少量ですが、スタイルを引き締めています。
3シンプルかつソフトな印象の無彩色コーデ
ここでグレーの登場です。
無彩色のコーディネートは暗い印象を持たせてしまうような感じがしますが、使い方によって爽やかでソフトなコーディネートになります。
特に白×黒が華やかなコントラストになるのに対して白×グレーは爽やかでスタイリッシュな印象となります。
白は、薄い色と合わせることで柔らかな印象になります。
グレーは濃淡でスタイリッシュな印象に。
これだけの濃淡を使った場合は他の色を使わない方がすっきりとした統一感が出ます。
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