洋服選びで磨かれる感覚とは
暑いですね。。。。
今日は、私が長年お客様や自分の洋服を選ぶ時に大事にしてきたことを少しご紹介しようと思います。
オリンピックにあまり興味がないのですが、大坂なおみさんだけは人間としての興味と共感が強く、先ほど彼女の試合を観たことで、何故かこのことを書いておきたくなりました。
私が大事にしてきたこと
違和感を見逃さない
色、柄、大きさ、組み合わせ。。そして何よりご本人のオーラとのマッチング。
これらの違和感を見逃さないこと。
いつからか、この事がとても大事だと思うようになりました。
結果、バランスを取るというスキルが磨かれていくことになるのですが、それは服選びに留まらないということが重要でした。
目の前のスタイリングのバランスを取っていくことが、自分自身の心や体のバランスを取っていく感覚へと育っていきました。
そして、このコロナ禍を経て、バランスの元の「違和感」に目が向くようになりました。
心の奥底に居るもう一人の自分の「それ、違うんじゃない?」という声が大きく聞こえるようになりました。
もちろん、これは他人に向けられるものではなく、私自身に向けられる声です。
正しいとか間違っているとか、そういう基準ではありません。
ただ、「何か違う」という感覚が突然表面化したりするんです。
そして、それはかなり大切なことだと思うのです。
今私が感じている集団意識の違和感は「元に戻る」という言葉です。
この状況が好転して、病で苦しむ人たちが居なくなり、大切な人とリアルなコミュニケーションをとれるようになることは望ましいことです。
でも、私たちは本当に望んでいるのでしょうか。
毎日何かを消費することに忙しく、神経をすり減らし、終わりのない自己実現願望に投資をし続ける、アドレナリン全開で前に進む世界。
新しい刺激や未体験の贅沢を求め続ける世界。。
私たちが本当に取り戻さなければいけないのは何なのか。
私も感じてみようと思います。
世界は「元に戻る」のではなく「進化をする」ことを望んでいると思うからです。
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